【読書メモ】 『「食べない」生き方』 森美智代 ~食事は量より質~

ここ1ヶ月位、少食を実践中。

約1年前ほどまでは、朝、昼、晩と3食全てしっかりと食べていた。それに加えて、仕事のストレスから、間食に甘いものを食べたりして、ある時期には体重が70キロ近くまでいき、顔も丸々。全体的に体が重くなったのを覚えている。

「1日2食」との出会い

で、ある時、ネットでこんなサイトを見つけた。

朝食が万病をつくる。正しい食生活を知っていますか

このサイトの中には、こんなことが書いてあった。

薬に副作用があるように、食べるという行為にも功の面と罪の面がある。この罪の面を、現代人はまだほとんど知らない。

ひと昔まえまでは、食べるものそのものがなかったために、食べることの罪の面などは出てくるべくもなかった。ところが、戦後この状況は一変した。日本は、かつて人類が経験したことのない、食べ物にあふれ返った「豊かな」時代を迎えた。

そしてたちまち罪の面が立ち現れた。ガンの急増、糖尿病など生活習慣病の増加、現代医学をもってしても原因不明の難病・奇病の出現、そして、老若男女を問わない日本列島あげての異常な慢性疲労の蔓延(まんえん)。

これらはすべて食べ物が豊富になったのを境に起こっている。

妙に納得してしまった。

そして、朝食をすぐにやめた。段階的にやめようと思ったが、思い切ってやめた。なぜ、朝食をやめたのか。それはこのくだりを読んだから。

夜6時に夕食をとったとする。ふつう次の食事は翌日の朝6時から7時ごろの朝食になるだろう。だがこれでは、まだ12~3時間しかたっておらず、体は排泄処理の真っ最中である。なのに次の食事が入ってきてしまう。体が排泄に全力をあげなければならない時間に、もう次の消化吸収を始めなければならなくなるのだ。

体にしてみれば、「ちょっと待ってくれ」と言いたいところだ。食欲がないのは、当然である。夜6時に夕食をとったときに、次に食事をとるべき適正な時間はいつか。それはずばり、18時間後の、翌日昼12時以降なのだ。 この時間まで食事をとらなければ、1日に1回、排泄は完全に行われ、内臓は充分な休養を取ることができる。

これを数日実践したなら、あなたはここ数年、あるいは数十年味わったことのない、体の爽快感を知ることになるだろう。体も心も軽い、じつに心地よい感覚である。

もっと、納得してしまった。朝食をやめてから体重は減っていき、1年間で約7キロの減量。

「1日1食」との出会い

それから、数ヶ月。「1日1食」という考え方があることを知ることになる。何かの表紙にネットで見つけて、気になって調べると、この本を見つけた。

やってみました! 1日1食

ようは、1日1食にすれば、健康に長生きできるよ~ という本である。著者の船瀬俊介さんは、こちらの動画の方。

『やってみました!1日1食』の中では、具体的な1日1食の実践法があまり詳しく書かれていなかったので、今回、「食べない」生き方という本を読んだのである。

1日1杯の青汁で生きる

本のタイトルは『「食べない」生き方』。メインは「断食・少食」について書いてある。

著者は森美智代さんという方で、大阪で鍼灸院を営んでいる。1日1食の青汁と数種類のサプリメントだけで生きているという強者である。

内容は、ホウレンソウ、キャベツ、レタスなど季節の葉野菜を数種類、計二五〇グラムをミキサーにかけて泥状にした青泥と呼ばれるもの。もしくはそれを濾した青汁が中心となります。それにニンジン、ダイコン、ヤマイモなど根菜のすりおろし、そして生の玄米粉、豆腐などを適宜加え、味付けは、自然塩五グラム、レモン汁適量、場合によってはハチミツなども入れます。

森さんは、21歳の時に脊髄小脳変性症という難病にかかった。それを克服するために、幸田医師を訪ねます。この人が彼女の人生を結果的に変えたこととなる。(脊髄小脳変性症といえば、『1リットルの涙』の著者である木藤亜也さんもその病にかかっており、彼女はこの世を去っている。)

幸田医師のもと、「西式幸田療法」を取り入れ、その難病を克服する。甲田療法のもと、断食を行い、最終的には、1日1杯の青汁を飲むだけの生活になる。

森美智代さんはこちら。

幸いにして、私は後に詳しく述べる西式甲田療法という断食・生菜食を基本とする超少食の徹底した食事療法と、西勝造先生考案の健康体操(食事療法とあわせて西式甲田療法と呼ばれます。本書では甲田療法と呼ぶ)によって健康を回復、死の淵から生還することができました

不食の効果は?

本書の中では、不食には下記のような効果があると書いてある。

  • 内臓の疲労がとれ、免疫力が上がる
  • 味覚が敏感になる
  • 素材の味がしっかりと味わえる
  • 五感が研ぎ澄まされる

じゃあ断食や少食は可能か?

では、実際に断食や少食が可能か?というと、正直簡単ではない。私的には、1日1杯の青汁のみは無理。この記事を読んでくれている方も、同感だと思う。

著者の場合は、はっきり書いてあるが、「食べる喜びを捨てた」のである。

ただ、上の方でも書いたが、「内臓を休ませる」という考えかたはよく理解できるので、1日1食とまでは行かなくとも、まずは1日2食を身につけた。

現在は、昼食を普通に食べて、夕食は市販の青汁を牛乳に混ぜて飲んで済ませるだけのときもある。もちろんお腹が空けば、夕食をがっつりと食べるときもある。

森さんは本の中でこう書いてある。

私のような一日青汁一杯の食生活を、皆さんに無理に勧めるつもりはありません。私にしてみても、「一日一食、青汁一杯五〇キロカロリーの食事」は、自ら望んでそうなったわけではなく、いわば天の配剤ともいえる成り行きによって導かれたものだったからです

無理強いはしない。でも、少食は取り組めるかもしれない。実際は私でも朝食抜き生活がもう当たり前になっている。

まとめ

食べ物が自分の体を作る。これは誰でもわかること。たくさん食べて満腹感を得るのではなく、腹八分目で、体をいたわりながら、生活を送るのがいいのかも。

量は抑えて、質を高くする

こうすることで、本当に美味しいもの、体が喜ぶものを食べていくのが、長く健康に、軽やかに生きるコツかな。

ただ、1日50キロカロリーしかとらない著者は、まともな生活をおくれているのだろうか。ちょっと不思議。

最後に、本書に引用のある貝原益軒の言葉でしめたい。

「八九分にてやむべし。十分に飽き満るは後の禍あり」

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