今月読んだ本 2017年2月

読書

まいど、ソイです。
今年も、もう2ヶ月が経ちました。早いですね。
今月は、合計7冊読みました。なかなか、はかどりました。

お金

ナニワ金融道 なんでもゼニ儲けや!

Kindle Unlimitedで読了。先月からナニワ金融道をKindle Unlimitedで読んでいて、作者である青木雄二の本にも興味を持って、読みました。青木さんは裏社会のことまで知っているいろんな経験を持った人で、論調の中心には必ず「ゼニ」があります。これは「ゼニ」至上主義ではなく、「ゼニ」に踊らされないようにするためには何が必要で、その先には自分の努力で勝ち取っていくものが人にには数多くあるということを語っているように感じました。でも、やっぱり「ゼニ」を多く持ってる方が社会的強者になることは否定していませんし、逆に社会的強者だからこそ、多くの「ゼニ」が集まるとも言えます。

 

この世の中は、貧乏人同士がゼニのむしり合いをして、本当の悪人と政治家や金持ちは、ブランデーでもなめながら醜い庶民の争いを高見の見物で眺めているという構図や。ボクが「ナニワ金融道」を書こうと発想した根本のところには、日本国民がもっと賢くなって、ヘタを打って悲劇に巻き込まれるやつを減らさなあかんという思いがある。

ナニワ金融道 スーパー不況を乗りきるゼニの実学

Kindle Unlimitedで読了。こちらもナニワ金融道作者青木雄二の本。こちらはもっと実用的な内容で、いかにして厳しい世の中を渡っていくかが書かれています。ここでの主張もやっぱり「しっかりと働いて得た金が最も尊い」ですね。

 

何にゼニを使うか、何にゼニを使わんか。それによってゼニ儲けが決まるんやないか。

小説

犯罪

短編集です。人間の犯罪を淡々と描きます。『チェロ』という話は、すごく虚しく物悲しい話です。犯罪に手を染めざるを得ない状況、ひょんなことから誰でも出くわすかもしれません。でも、そこで犯罪に突き進むかどうかは、やっぱり自分自身が決めることですからね。

 

変身

超有名なカフカの『変身』。やっと読めました。純文学なので結構身構えていたのですが、そこまで何回でもなく、超シュールなコントを見ているような感覚もありました。ある朝起きたら、自分が巨大な虫(しかも、毒を持った見るからに毛嫌いされそうな虫!)になってたら、どうします?私ならちょっと生きていくのはつらいかも。

 

夢幻花

久々に東野圭吾の作品を読みました。掛け値なしに面白かったです。ムゲンバナ=黄色いアサガオです。なぜ、黄色いアサガオがムゲンバナなのかは、読んで確かめてみてください。

 

世の中には負の遺産というのがある。それが放っておけば消えてなくなるものなら、そのままにしておけばいい。でもそうならないのなら、誰かが引き受けるしかない。それが俺であったって構わないだろ。

 

海と毒薬

昔からずーっと読みたくて読めていなかった小説。第二次大戦末期に、九州大学で外国人捕虜に生体解剖を施すという、なんともオカルトなテーマが題材です。単純なオカルト作品かと思って読みましたが、そんなゴシップ記事的内容ではありませんでした。生体解剖に加わったメンバー全てが普通の人間。日常の生活に不満を持ちながら、罪の意識を問いかけながら、苦悩する普通の人たち。「悪の心は誰にもある」、これが遠藤周作の言いたかったことかなと。人間が取り返しのつかない悪事に手を染める時は、どす黒いエネルギーが蓄積していることが大きなトリガーになるんだろうな。遠藤周作の作品は全体に暗いトーンのものが多いですが、ぜひ全作品を読破したいです。

エッセイ

菊次郎とさき

ビートたけしが両親について綴ったエッセイ。母がたけしに無心した小遣いをたけし名義で貯金していたことを知ったたけしは、母との長い闘いに完全なる「敗北」を喫する。母に対して、父・菊次郎はなんとも情けない。昔ながらのダメおやじの典型。でも、なんか愛嬌があるんですよね。

人間が子供から大人になったかどうかは、親に対しての感情の持ち方で決まるんじゃないか。父親や母親を見て「可哀想だな」「大変だったんだろうな」と思えるようになったら、そこで大人への第一歩を踏み出したのであり、幾つになっても「オヤジは許せねえ」などと言っているようではまだガキだと思う。

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